半導体製品の長期保管技術を知っていますか? その3

こんにちは。テクノシェルパ技術コンサルタントの今村です。

 

世界的な半導体需要の増加による供給不足やEOLによる在庫確保で、長期保管への対応が求められることが多くなっています。半導体製品の長期保管技術について、これまでに乾燥剤量の計算方法梱包袋(機能性袋)のアルミラミネート構成をご紹介しました。今回はそれらを元に一般的なJEDEC規格トレイの包装に必要な乾燥剤量を算出してみます。

(半導体製品の包装設計コンサルサービスはこちら)

 

乾燥剤量を決めるには、包装期間、機能性袋、環境、乾燥剤の各パラメータを設定します。

今回包装期間を一般的な「2年(730日)」とEOLで在庫確保を想定した「10年(3650日)」の2条件で乾燥剤量を算出してみましょう。

 

乾燥剤の最高限度の相対湿度における、平衡吸湿率Cの設定は、機能性袋内の目標相対湿度を30%RHと仮定した時に、マージンを考慮して相対湿度20%RH時の吸湿率(13.2%)を設定することにします。(図1)

図1 乾燥剤吸湿率例

 

その他パラメータの設定は、下記乾燥剤量算出パラメータ例一覧(表1)に示します。

表1 乾燥剤量算出パラメータ例一覧

乾燥剤量算出式 (JIS Z0301:1989による計算方法)

 

表1のパラメータを乾燥剤量計算式で算出すると、長期保管に必要な乾燥剤量(MIN.)は、包装期間2年で「12.70 g」、包装期間10年で「21.33 g」となります。

 

当社では、様々なお困りごとに対応する半導体製品の包装設計コンサルサービスを提供しておりますので、お客様の包装仕様に合わせた包装材のご提案から、問題点の改善、コスト削減をご提案することができます。いつでもご相談ください。

 

【関連記事】

半導体パッケージ開発コンサルサービス

半導体製品の包装設計コンサルサービス

WTIのウリ! 「半導体製品の包装設計までもこなせる技術の幅広さ」

その包装材は輸送に適していますか? 半導体製品の包装材評価の肝

コストダウンの要諦は、生産コストや材料費だけではありません! ~意外と忘れがちなのが、製品包装資材に着目したコストダウンなのです~

 

テクノシェルパ・メールマガジンの配信(無料)

テクノシェルパの技術コンサルや技術者教育に関わる情報などをお届けしているブログ記事は、メールマガジンでも購読できます。ブログのサンプル記事はこちら

テクノシェルパメールマガジンの登録・メールアドレス変更・配信停止はこちら