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テクノシェルパの独自の教育メソッドについて

テクノシェルパの技術講座に取り入れている、独自の教育メソッドについて紹介いたします。
テクノシェルパの独自の教育メソッドとは以下の5項目を指します。

①原理原則に基づく徹底した基礎学習

技術講座を受講する際にありがちなのが、「すぐ使える回路技術を講座で教えてほしい」「ある回路の課題を解決するヒントがほしい」というように、とにかく技術講座に即効性を求めてしまうことです。

しかし、電子回路というのは、様々な回路要素が絡みあって機能していますので、解決したい課題がその回路の一部であっても、回路全体の動作理解が必要です。課題箇所だけを局所的に追いかけてもなかなか良い解に辿り着けません。

テクノシェルパでは、一見すると複雑な電子回路もいくつかの基本回路の組合せで構成されており、基本回路が理解できていれば、複雑な回路も紐解くことができる点に着目しています。

この考えに基づき、テクノシェルパの技術講座には、原理原則に基づく徹底した基礎学習プログラムを講座の随所に盛り込んでいます。回路法則や理論を機械的に扱うのではなく、原理原則レベルまで掘り下げて理解する力を養うことで、根本的な考え方に基づき回路を見ることができるようになります。

②座学と実験併用のオリジナルプログラム

テクノシェルパの技術講座では、原理原則に基づく徹底した基礎学習プログラムによって考える力を養っていただきます。

この座学で得た考える力を根付かせるためには、実験によって実際に手を動かして確認することが重要なポイントになります。

特に、初めて回路や計測機器にさわる方にとって、座学でしっかり学んだことが、実験で実際に確認できると、鮮明な記憶として刻まれ、理解はさらに深まります。さらには、実務では必須の測定スキルも身につきます。

そして実験後は必ず実験レポートを書いていただきます。部品や計測機器など実際の回路要素を含めて実験結果を整理し考察することで、理論と現実とのギャップにも考えを広げ、実践的な考え方の基本を身につけることができます。一つの実験を様々な切り口で眺め、多くの気付きを得る力は、実験レポートによって養われます。実験レポートはテクノシェルパの技術講座の不可欠な教育要素であると考えています。

③テストによる理解度の客観的把握

一般的な技術セミナーでは、多くのテストを行うことはあまりありません。しかし、テクノシェルパの技術講座では、事前テスト・講座中テスト・毎回の宿題・講座終了時確認テストと、多くのテストを行うことを基本としています。

これらのテストを行う目的は2つあります。

1つ目は、テスト結果という客観的Dataを分析することによって、受講される方個々の弱点や強化ポイントを明確にし、お客様との共通認識の元に、効率よく習得支援をさせていただくためです。
2つ目は、これらのテストDataを蓄積していくことで、受講される方の習得状況を定量的に評価し、見える化して受講される方や上長の方などにフィードバックさせていただくためです。

以下に主なテストの概要をご紹介いたします。

事前テスト

受講前の初期の知識状態を把握させていただき、講座プログラムをアレンジします。要注力箇所は根本原理から理解していただけるようプログラム配分します。

講座中のテスト及び宿題

講座開始後は、講座の中で都度テストを行います。学んだその場でご自身の理解状況を確認していただき、不明点はその場で解決していただきます。さらに講座後の宿題(これもテストの一つです)では、復習と発展問題にチャレンジしていただきます。
採点結果は、受講される方個々の習得状況把握に活用し、理解不足の点は習得をご支援いたします。

確認テスト

講座の最後には確認テストを行い、総合的な理解状況を確認いたします。受講される方個々の課題を再確認し、この課題解消をご支援いたします。
確認テストを採点・分析することで、受講によってどの程度理解が深まったかを定量評価しフィードバックいたします。これを通じて成長を実感していただけます。

宿題・実験レポートの講座中実施について

日々ご多忙な受講者の方にとって、講座で課される演習問題や実験レポートという宿題は、ご負担となります。宿題を持ち帰らずに会社で終わらせたいというご要望に対しては、講座時間を増やして、講座中に宿題を終えるオプションもございます。
宿題への取り組みについては、ご依頼されるお客様と予めしっかりと協議させていただき、合意された方針に則って進めさせていただきます。

④文書品質重視の指導

テクノシェルパの技術講座では、文書品質重視の指導を実施いたします。この目的は、技術文書を正しく書けるようになっていただくためです。

報告文書は、読み手が報告内容を正確に理解できるように、論理的で簡潔明瞭に表現されなければなりません。技術文書は左記に加えて、技術用語や理論式や図・表などの様々な技術的要素をルールに基づき適切に表現されなければなりません。

このため、テクノシェルパの技術講座では、技術文書の基本となるさまざまなルールや注意点について、オリジナルテキストで学習していただき、講座で作成する実験レポートを教材として添削指導を行います。

添削指導について

添削指導の内容は、誤記の指摘・基本的ルールの指導・技術的内容の指導など多岐にわたります。

テクノシェルパの文書品質重視の指導をとおして、理工系分野のどこでも通用する質の高い実践的な技術文書作成力を身につけていただくことができます。あらたな技術を学ばれるこの機会に、是非どこでも通用する質の高い技術文書の書き方も身に付けてください。

技術レポートのお試し無料添削サービスのご案内

テクノシェルパでは少しでも多くの方々に技術レポートの添削指導を体験していただくために
「技術レポートのお試し無料添削サービス」をご提供しております。
是非この機会に本サービスもご利用ください。

⑤少人数制による密度濃い個別指導

テクノシェルパの技術者教育サービスでは、受講人数を5名~10名程度の少人数制とさせていただいております。少人数制とする理由は、前述した①から④の独自の教育メソッドが、少人数制による密度濃い個別指導を前提に効果が最大化となるように開発されたものだからです。

弊社の社内教育について

この教育メソッドの基である、弊社の社内教育について簡単にご説明させていただきます。

弊社の新入社員は、電子・電気系学科以外の学科卒の者も多く、入社後1ヶ月の集合研修期間中に実務に共通する技術的な考え方や、実務に不可欠な基礎力を養成することが必要です。しかし、実務で必要となる技術・スキルは多岐にわたり、当然その全てを1ヶ月の研修で教えることも、身につけてもらうことも不可能です。

このことから、我々は、どうすれば、非専門学科卒の新人に、エレクトロニクスをより深く理解してもらえるだろうか? どうすれば、実務で通用する技術・スキルを、効果的に身に着けてもらえるだろうか? どうすれば、彼らにエレクトロニクスの面白さを感じてもらえるだろうか? 我々は、実務に共通する技術的な考え方や、実務に不可欠な基礎力の養成にフォーカスして教育プログラムを最適化して参りました。

ここから生まれた教育メソッドが、①原理原則に基づく徹底した基礎学習であり、②座学と実験併用のオリジナルプログラムであり、③テストによる理解度の客観的把握であり、そして④文書品質重視の指導であります。

このような経緯から⑤つめの教育メソッドには少人数制を謳わせていただいております。

ご提供技術講座

テクノシェルパの教育メソッドを盛り込んだ独自の講座プログラムにより、電子回路の知識・経験がない方でも安心して電子回路の実践技術を習得していただくことができます。

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