技術者不足の時代 技術者は「雇う」から「創る」へ
近年、弊社のお客様から「技術者が採用できなくて困っている」というお話を頻繁に伺うようになっています。お客様の中には「技術者が蒸発したー!どこにもいない!」と悲痛な言葉で仰る企業幹部の方もおられます。
確かに、技術者のキャリア採用の募集をしてもほとんど集まらず、人材派遣会社に技術者派遣を依頼するも「今、空きはありません」との回答が返ってくるばかり、という状況が続いています。
では、この状況下での次のあり得る一手は何でしょうか。
難しい状況になったときは、ないものねだり的施策を続けるよりも、長期視点で考え早く実行した方が、近道になるということが多々あるものです。
当社がお勧めするのは、技術者を「雇う」から「創る」への発想の転換です。
自社に在籍する理系の社員に、自社がこれから必要とする技術のエキスパートになってもらうべく、教育をすることです。
電子系以外の技術分野の社内技術者の方々にIoTの設計技術を習得してもらい、IoTのプロ設計者として活躍できるとしたらどうでしょうか。
つまり、技術者の「多能工化」です。
技術の変化は日進月歩ですから、以前は忙しかった分野の技術者が今後は少し手隙になっていくというところもあるはずで、そのような方々に新たな技術分野のエクスパートになってもらおうという発想です。
でも、社内の誰が教えるのか?という疑問が出てきますよね。
そもそもその技術が社内にないから困っているのだから、教えられる社員なんているはずがない、ということですよね。
そこで、その技術伝承のタスクは社外に依頼しましょう、ということなんです。
実は、テクノシェルパを提供するWTI(https://www.wti.jp/)では、このような技術者教育は日常の風景そのものなのです。
例えば、新卒採用枠で入社されてこられる方々の大学等での専門は多様です。化学、機械、物理、環境、材料、など、それまで電子工学をほとんど学んでいない人が多くおられます。そのような人たちも、社内教育の仕組みを使って、電磁気、電気回路、電子回路、・・を学びOJTをこなすことでプロの電子技術分野の設計者として一人立ちしていきます。
また、当社に入社してからの経験により1つの分野で専門家になったあとも、多能工になるためのトレーニングを受けていただいています。これも会社の仕組みとしてできあがっており、一人ひとりに合わせたトレーニングプログラムを作成し、技術教育センターと職制が協力して教育を進めています。
このように「日常の風景」の如く技術者教育を推進している企業だからこそ、自信を持って社外にプロ設計者養成プログラムをご提供できるのです。
今日は、テクノシェルパの高いサービス・レベルを支えている秘訣のお話しでした。 サービスの内容にご興味がございましたら、こちらをご覧ください。
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